“命の道しるべ”
皆さんは大きな災害にみまわれたその時、ご自身がどこに行けば避難生活がおくれるのかご存じですか?
近隣の学校、近隣の行政関連施設、大きな公園等々、地元の行政機関から知らされた避難所が有りますよね。
例えば大きな地震が発生し、揺れがおさまった後に予め準備をした避難用品を持って避難所に向かいます。
でも、ちょっと待ってください!
大きな地震や過去に例を見ない規模の風水害、昨今発生した災害関連報道をご覧になって何か気が付きませんでしたか?!
どの災害についても、昨今の規模ではライフライン(水、電気、通信等)が遮断されてしまい、その後の避難生活は困窮の極みがとなっています。
前述の避難所での生活、近隣住民で構成されている自主防災組織、行政の災害対策組織、国や自衛隊の支援等々、避難所には災害対策用に備蓄品が確保されています。
しかし、ここでもう一歩踏み込んで考えてみましょう。
過去に例を見ない規模で発生した災害時はライフライン((水、電気、通信等)が消失するのです。
もしその災害が夜に起きたら・・・・・ 想像してみてください。 アイマスクをお持ちなら装着してみてください。
我々が経験したことのある停電とは雲泥の差、世の中全部が暗闇、その中に取り残された私たちは避難所まで安全にたどり着けるのでしょうか?
自分が住んでいる、勤めている、出かけている、滞在しているその場所から、暗闇の中を無事に脱出出来るでしょうか?
懐中電灯、スマートフォン、手元にはとてもとても便利なものがありますが、電灯だけでなく電気・電源そのものが被災後数日間から数週間消失する事を考えると出来るだけ使いたくないと思いませんか。
そんな時、備蓄品や医療スタッフが待ち受けてる避難所まで無事にたどり着くための“命の道しるべ”について、何が我々を安全な場所まで誘導してくれるのか、もう一度考えてみましょう。