『被災時、いかにして自身の命を守るのか。』
今回は私が防災減災に関する師と仰ぐ危機管理アドバイザーの先生が提唱されている
『被災時の“安全ゾーン”』について、一部引用を含めてご紹介いたします。
被災時の“安全ゾーン”(セーフティゾーン)
「緊急地震速報が鳴ったとき、地震の揺れを感じた時、どんな行動を取るか?」
ご家庭内では「火を消し、机の下に身を隠す」学校では「防災頭巾をかぶり、机の下に身を隠す」などのお答えが殆どでしょう。
でも、思い出してください。
実際に揺れを感じた時、貴方は何をしましたか?
「アッ!地震だ!」と言いながら照明器具など天井などを見ていた・・・。
そして「大揺れになったら逃げようと思っていた」という方が多いのではないでしょうか。
実際に防災センターなどに設置されている起震車をご存じですよね。
本当に大揺れになったら歩くことも立つこともできなくなります。
そこで、まずは“自助”。
ご自身の安全を図ることが大切なのです。
緊急地震速報が鳴ってから大揺れが来るまで通常数秒から十数秒程度。
家庭や職場にいて緊急地震速報が鳴ったときや地震の揺れを感じた時、一時的に退避し自身の命が守れる“安全ゾーン”を予め確認しておくことが重要であると師は唱えています。
ご家庭内であれば一般的な“安全ゾーン”は玄関。
古いビルやマンションであれば小さな揺れや緊急地震速報でドアを開け階段付近の“安全ゾーン”へ移動。
勤務先で緊急地震速報が鳴ったら、ただちに勤務先が指定している“安全ゾーン”に退避し姿勢を低くし大揺れに備えます。
買い物の際中の売り場などの場合、通路と通路が交差している広いスペースが“安全ゾーン”となります
街中にいた場合は、安全そうなビルであればガラスや外壁が崩落してくる可能性のある外へ飛び出す方が危険です。
地震時は車が暴走する恐れがあるので道路に飛び出さない。
安全そうな建物の中に入る方が賢明なのです。
ご自身の命を守る第一歩として、ご自身の周りにある安全な場所“安全ゾーン”はどこなのか?
直ぐに確認しておきましょう!