【避難】
避難とは、いのちを守るために、「安全な場所に移動する」ことです。
まず、ご自身・ご家族の安全な場所はどこか考えてみましょう。
群馬大学大学院の片田敏孝教授が提唱する「津波避難の三原則」、
第一「想定にとらわれるな」、
第二「最善をつくせ」、
第三「率先避難者たれ」
を忠実に実行した結果であったと言えます。
この三原則の中で一番大事なことは、第一の「想定にとらわれるな」です。
『避難しなかった理由は?』
「家のほうが安全 だと思った」が49%で最も多く、次いで「自 分の周辺は大丈夫だった」 が44%となっています。
『避難訓練で大事なことは何ですか?』
地震避難訓練では、建物の倒壊や落下物、火災など、さまざまな危険を想定した行動訓練が大切です。
訓練後には、非常用持ち出し袋の内容確認や避難場所の再確認など、防災意識を高める活動も行いましょう。
『避難訓練で「おかしも」とは何ですか?』
現在、消防庁は「おはし」に一語を加えた「おはしも(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない)」または「おかしも(押さない・駆けない・しゃべらない・戻らない)」を推奨しており、東京都教育委員会も、それに倣って「おかしも」を採用しています。
災害には地震や津波だけではなく、火災や爆発、台風や風水害、昨今の傾向としては普段当たり前に安全だと思って生活している環境の中にも想定外の“災”があります。
想定できる“災”から【避難】(難を避ける)には、様々な想定や予測、可能性に対し準備しておくことが《命と財産を守る》唯一の行動だと自覚する必要があるのではないでしょうか。